S/Fシステムの初導入が2007年。そしてREAL4を2012年3月に導入。 導入の背景を教えていただけますか?
社長:
当社は場所がなく、工場の拡張ができません。でも、ソフトは場所がいらないし、工場拡張のようなリスクもありません。 職人さんたちの高齢化が進む中、CADを使うことによって省力化を進め、スタッフの時間を少しでも軽減できたら、ということでCADを活用してきました。入力にかかる時間が早くなって、ほかのことに時間が使えるようになり、導入してよかったと感じています。
REAL4の導入は、何がきっかけだったんですか?
山田部長:
社長は普段から鉄構組合などの集まりに積極的に参加しておられ、そんな中で3Dの話を聞いてこられて、工場の効率化のために導入してはどうか、ということになりました。
今、どう使っていますか?
山田部長:
積算連動で使っていて、管理資料も使っていますし、時と場合によってREAL4のデータはNC穴あけにも使っています。 管理資料は、例えば建方の計画、重機やトラックの計画を立てるために建物の重量、一番重い柱1本当たりの重量を知って選別したいときなどに役立っています。 あらためて考えると、積算から建方までREAL4を使っているといえますね。 もしまだ汎用だけでやっていたとしたら、人員的にも時間的にもとても大変だったでしょうね。
REAL4のどんな点が便利ですか?
山田部長:
階またぎとか、便利ですね。初期のREAL4からバージョンアップを重ねる中で、どんどん良くなっていると感じています。
柱詳細図の機能もいいですね。 ただし、パッと見て分かる図面にするには、不要な情報が多く、そういうところは消して使っています。 見易さを追及した図面にしようと思うので、どうしてもエイリスが必要です。
REAL4への要望については?
山田部長:
希望としては、入力画面が汎用のエイリスに直結するようなシステムが組めないかなあ…と。 汎用はもういらないというのがやはり理想ですね。文字の位置、寸法線の配置とか、REAL4の画面上だけで全てできてしまう、REAL4で見る画面がそのまま施工図として出てくる…。 施工図に3Dビューアを貼り付けられるとか。これができたら最高ですね。お客さんにとっても、製造する方たちにとっても。
データロジックのインフォメーションセンターについてはいかがですか?
山田部長:
ファックスやメールで質問しています。対応が早くていいですね。説明も分かりやすく、感謝しています。
今後に向けてひとこと。
山田部長:
ライナーを使ったときに、いいシステムだというのは分かりました。だからREAL4も今以上のものになると思います。 今後もドッドウエルのシステムを使い続けたいので、汎用を使わないですむことを目標に、このまま進化していってほしいです。
社長:
若手が毎日使いこなしてくれて助かっています。でも、まだ人間が確認しなければいけないところは多いなと感じています。 この仕事は早さだけじゃなく、正確じゃないといけません。もっと簡単に使えるといいですね。それ以外は大変満足しています。