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# 生産計画

3Dの映像で進捗をお見せすると、安心していただけていると感じます。

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2023年に生産計画を導入いただきました。

北島部長:

帳票出力などのREAL4の機能を使いこなす中で、現場の出荷担当が「これは便利だ」と実感し始めたんです。なのでさらに上を目指そう、工程計画と進捗管理もデータ化していこうと、生産計画の導入に踏み切りました。例えば加工業者とのやりとりにおいて、REAL4のデータ共有だけでなく、生産計画があることでQR コードを使った個々の製品情報の共有ができ、より利便性が高まります。図面を見ながら一つずつExcelに入力したリストをお渡しする…といった手間が省けるわけです。ソフトの操作は、生産計画を任せるという前提で部署異動してもらった伊藤にメインで任せることになりました。

実際に生産計画を使ってどんな変化がありましたか?

北島部長:

生産計画を導入するまでは、納期の迫ったものから対処するしかありませんでした。「このままでは間に合わない。進んでいないところをやるしかない」みたいな形ですね。全体の何%進捗しているのかが、最後の最後にならないと見えてこなかったんです。それが生産計画を入れたことによって、伊藤のほうで部署ごとの一日のノルマを見える化し、進捗状況を確認できるようになったのは非常に良かったと思います。残業規制も厳しくなっている昨今、いかに現場に負荷をかけず納期に間に合わせるかが重要です。

伊藤さん:

私の個人的な感覚ですが、生産計画と出会ったことで現場の鋼材が「色で見える感覚」が身に付きました。イメージですが、上長レベルになればおそらく工場内を歩けばどこにどの物件のどの鋼材があるかが色で見えていると思うんです。ただ私は元々違う部署にいたこともあり、初めて工場に入った時はどの鉄骨も同じ色にしか見えませんでした。それがソフトのおかげで分かるようになり、最近では職人さん個々の能力も把握できるようになったのでより緻密なやりとりができるようになりました。当日の流れやメンバーを見て判断する必要のある工程計算も、ソフトがあるからできる。すごくありがたいです。

工場メンバーの反応はいかがでしたか?

伊藤さん:

職人さんの協力ありきで成り立っていると思います。システムを導入した最初の頃は「紙を見れば分かるだろう」と突き返された方もいましたが、今では「タブレットが見たいのにないじゃないか」と逆に注意されるようになったりもして(笑)若手メンバーは吸収が早く、「じゃあこうしましょうか」「僕はこう思うんですけど」と返してくれるようになりました。このソフトをきっかけに現場の人たちともより深くコミュニケーションできていると感じます。

海老原さん:

私は伊藤と事務所が離れているのですが、生産計画を閲覧することで、私も製作状況を確認できるので、情報の共有もスムーズです。

北島部長:

客先からの追加変更要請というのが、製作の最終段階でもどうしても発生します。ただこれまでのようにわざわざ各工場に足を運ばずとも画面上で進捗が確認できるので、早急な状況把握と擦り合わせが可能になりました

お客様はどんな反応をされますか?

北島部長:

一番良さを感じるのは、やはり製品検査の時です。お客様はどうしても「本当に間に合うのか」と出来高を気にされますので、3Dの映像で進捗をお見せすると、安心していただけていると感じます。

伊藤さん:

他社製品は、いわゆる「柱1本が出来たか出来ていないか」のみ把握するものが大半ですが、生産計画はさらに「柱1本のこの部分まで出来ていて、全体の何%が終わった」と色分けして表示できるので。「他のファブで、ここまでデータで確認できたことはない。すごく分かりやすい」と驚かれた方もいましたね。

今後の目標を教えてください。

北島部長:

伊藤が作った生産計画の工程をベースに、各工程の班長が各々タブレットで日々のタスクや進捗管理を進めていってもらうのが理想です。

伊藤さん:

そのためにも、きちんとしたデータを作れるようになりたいです。今はまだ工場長が立てたプランを生産計画に入力し、現場の報告から進捗の判断をしている状況なので。入力の精度を上げて工場長の手助けをできるようになりたいというのが、私の2025年の目標です。

本インタビューはS/F Communication36号(2025年3月)掲載より抜粋しています。
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